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貸し会議室の運営者様向け情報

会議室の音響システムは決め手の1つ!工事会社の選び方のポイントもご紹介

2021/1/1

会議室の音響システムは決め手の1つ!工事会社の選び方のポイントもご紹介
貸し会議室を利用しようとしている人は、まずアクセスしやすい場所に貸し会議室があるのかを探します。そのため、貸し会議室は立地が極めて重要ですが、利用者は立地だけで会議室を選んでいる訳ではありません。参加者が全員余裕を持って会議に参加する事ができて、トイレや休憩スペースなども適切な場所に配置されている事も重要です。広い会場の場合は、何処からもステージやモニターが見やすい事や、発言者の声が十分に聞きとれるかもチェックされます。数人程度で行う会議なら兎も角、一度に大人数が集まって行う会議室には、専用の音響設備を導入しなくてはなりません。

~音響も会議室選びの重要な要素~

現在の会議室システムは、パソコン内のデータをプロジェクターで表示するための映像機能が重視されて、音響・映像・通信機能を組み合わせた会議室システムが主流となっていますが、会議室の設備においては音響設備が重要である事に変わりはありません。如何に優れた画像が表示できても、肝心の音声などが聞き辛いのでは、会議を満足に行えないでしょう。貸し会議室を運営する場合は、室内の音響設備は十分に満足できるものを用意する様にして下さい。

~一般的な会議室の音響設備について~

一般的な会議室用の音響設備は、

  • 1)マイクロホン
  • 2)パワーアンプ
  • 3)スピーカー
  • 4)ワイヤレス送受信機
  • 5)デジタルマルチプロセッサーやAVコントローラー

などです。

1)マイクロホン
マイクロホンは、昔から会議で使われてきた歴史ある機器ですが、最新の機種は手で持たなくても問題ない位に小型軽量化されたものや、歩きながら話せる様にワイヤレス式のものも販売されています。基本的なマイクロホンとして機能の他に、複数のマイクロホンを設置して、ボタンを押した人だけが発言可能となり、それ以外のマイクロホンは音声がカットされて聞こえない様になる製品なども便利に使えるでしょう。

2)パワーアンプ
パワーアンプはマイクロホンなどに接続して、音量を大きくする機器です。音量は、パワーアンプのワット数に比例して大きくなります。実際に使用する製品を選ぶ時は、パワーアンプのワット数に注目して下さい。音量の大体の目安としては、1ワットが、観客1人に対応できるとされています。50人の参加者がいる会議に使うパワーアンプは50ワット、100人の会議では100ワットのパワーアンプとなりますが、会議室内の構造などにも影響されますので、実際に試して十分に聞こえる製品を選ぶ様にしましょう。

3)スピーカー
スピーカーは、発言者の声などの各種音声を、確実に参加者全員に届けるのに必要です。スピーカーもパワーアンプと同じ様に、音量などが適切なものを選ぶ必要がありますが、設置する場所についても、音声の聞こえ方に違いが生じるので注意して下さい。どの様にスピーカーを配置すれば、室内全体に同じ様に聞こえるかを、十分に検討する必要があります。会議室の構造などによっては、天井埋込スピーカーを用いる必要もあるでしょう。

4)ワイヤレス送受信機
ワイヤレス送受信機は、マイクロホンなどをワイヤレス化するための機器です。ワイヤレス送受信機の性能次第では、ノイズが入ったり音声が明瞭にならないといった問題が生じます。快適なワイヤレス通信環境を構築するには、性能の良い機器を選ぶ様にしましょう。

5)デジタルマルチプロセッサーやAVコントローラー
デジタルマルチプロセッサーやAVコントローラーは、会議室での音響と映像を集中的に管理する機器です。音量を調節したり映像を切り替えたりする他に、混信やハウリングを防ぐ機能を持った機器も販売されています。パソコンやブルーレイディスクプレーヤーなどを使って、会議を行う時に役に立つでしょう。

会議室用の音響設備も、新しい機能を装備して性能が向上した機器が次々と販売されています。価格についても、以前と同じ機能を持った機器が安い値段で購入できる事もありますので、常に新しい情報を入手して導入の検討をする様にして下さい。

~音響設備工事会社を選定する際のポイント~

こうした音響機器を利用する事で、会議室の音響システムの性能を向上させる事ができますが、工事を依頼する音響設備工事会社選びも重要です。貸し会議室の構造などは一つ一つ違うので、音響に関する理解がなくては、効果的な音響システムを立案して施工する事はできません。音響設備工事会社を選定する際は、

  • ・業務用音響についての知識や経験
  • ・建築音響や電気音響に関する知識や技術
  • ・建設業許可を受けている事
  • ・一級建築士などの設備工事に関わる資格の有無
  • ・残響時間などの音響効果の測定

などを確認する様にしましょう。

本当は、施工を依頼する会議室と同じ様な音響システムを手掛けた会社が望ましいのですが、その様な業者は中々いませんので、基本的な音響システムに関する一定以上の知識と実績のある事をチェックして下さい。何度も工事会社のスタッフに会って、具体的な音響についての相談を重ねている内に、相手に技術レベルが分かってくる筈です。特に、過去に施工した会議室の音響システムの詳細を説明してもらう様にしましょう。

施工会社の音響システムに関するレベルが低いと、目的とする音響効果が得られないだけではなく、会議室の外に音漏れがして、周囲の住人に迷惑を掛けてしまう可能性も出てきます。音響システムを依頼する担当者が、音響に関する知識に乏しい場合は、基本的な事から分かりやすく説明してもらって下さい。本当に音響システムについて深い知識を持っている人なら、初心者にも分かりやすい様に説明できるでしょう。もしも、初心者相手でも、専門用語ばかり並べる様では、余り技術のレベルが高くないと考えられます。音響システムは長期間使用する設備なので、導入したものに不満を感じても、直ぐに変更したり修正する事はできません。できるだけ早く会議室の音響システムを改善する事も大切ですが、費用や時間を無駄にしない為に、慎重に音響設備工事会社を選ぶ様にしましょう。

貸し会議室の利用者は、発言者の声が参加者全員に届いて、円滑に会議が進むのを当然の事と考えています。しかし、実際に良質の会議室の音響システムを実現するためには、多くの労力と費用が必要です。貸し会議室を運営する際には、他の設備と共に音響システムについての理解を深めて、他の会議室よりも優れた音響システムを導入する様にしましょう。

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