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活用事例

セミナーとは?講演会や研修との違いを解説

2021/4/6

セミナーとは?講演会や研修との違いを解説
より知識を得るために…新しいことを勉強するために…セミナーに通う人も増えてきています。しかし、「セミナー」という言葉が知られるようになったのはここ最近の話です。みなさん、「セミナー」とは何か、詳しくご存知ですか?似たようなものに講演会や研修会といったものもあります。これらは似たような属性を持っていますが、厳密には大きな違いがあります。もしセミナーの企画を頼まれたとき、それぞれ何が違うのかを理解し計画を立てることがとても大切です。ここでは、セミナー・講習会・研修会の違いと目的を詳しく紹介していきます。イベントを開催するとき、計画を立てる前に自分たちは何を開催するのかを確認してみましょう。

セミナーとは何か

セミナーとは、ドイツ語のゼミナールが語源になっており、ゼミナールとは教授や教師などの指導者のもと、少人数の生徒が特定のテーマについて研修や討論を行ったりすることです。大学のゼミもゼミナールを縮めた言い方で、想像しやすいのではないでしょうか。

セミナーは何かのテーマについて興味を持っている人を一般から幅広く募って開催されるイベントです。参加者は自主的に参加するという点がポイントで、そのテーマに興味や関心があって参加するため、積極的な人が多いのが特徴です。

テーマは一般の人を対象としているため、多岐にわたります。人数は30~50人などの中規模で行われることが多く、単発や数回で終了するものがほとんどです。セミナーの終わりには質疑応答の時間が設けられ、参加者は質問や意見交換をすることができます。

セミナーで伝える内容には「ノウハウ(知識や技能を高める方法)」が含まれています。参加者はこのノウハウを得るためにセミナーに参加するのです。
参加者から「参加した甲斐があった」「時間やお金をかけてでも聞けてよかった」と思ってもらえるノウハウを伝えられたかが成功のポイントになります。

セミナーの長所

参加者が自主的に参加するので、学習意欲の高い人たちが多く集まることになり、学びの時間が楽しいものになりやすい。

その他のメリット

・最新の情報や専門的な情報を得られる
講師が持っているまだ知られていない情報や独自のノウハウを知ることができる

・仕事以外の人脈が広がる
同じテーマに興味がある人たちで交流が生まれ、新しい仕事が発生したりもする

・視野が広がる
質疑応答の時間で新たな知識や技術を聞けたりなど、視野を広げるポイントがたくさんある

セミナーの短所

主催者側から宿題を出されたり、学習を強制されるということはないので、油断していると「参加しただけで満足して終わり…」となる場合もある。セミナーもその後も参加者の自主性に任されているので、参加して終わりにしないような工夫が大切です。

その他のデメリット

・講師が選んだ情報に左右される
希望通りの目新しい情報を得られないときもある
※初めて参加するセミナーで失敗しないためにも信頼できる人から紹介してもらうのもおすすめです。

・参加者からの勧誘を受ける
参加者同士の名刺交換後にビジネスの勧誘を受けることもある
※最近では勧誘目的の人を参加させないような参加条件を明示しているセミナーもあります。

講演会とは何か

講演会とは、あるテーマに従って大勢に向かって話をすることです。そのテーマについて詳しい話ができる著名人や先生を講演者として招き、そこに参加した聴衆に対してテーマに沿った演説を行います。セミナーと違って、意見交換などがなく、講演者が一方的に話をする形になります。
大勢の人が参加できる施設(ホールや貸し会議室)で行われ、そのテーマについて、理解を深めたい人、知識を得たい人たちが参加します。年齢層や性別なども幅広く、また大勢の人が参加するので、話す内容は幅広い層に対応したものになります。
講演を聞いた参加者がそのテーマについて考えてみて、自分に置き換えてみて、「やる気がでてきた」とか「元気がもらえた」という感想がもらえたら成功です。

研修会とは何か

研修会とは、仕事で必要な知識や技能を身につけるために、ある期間特別に勉強や実習を行うことです。会社組織の業務の一つとして提供される社員のための勉強会という位置づけが強いです。セミナーと違って、参加者は自主的に参加するというよりも、上司の命令などの自分以外の意思により、そのテーマにあった対象者が研修を受けることを義務づけられている場合が多いです。

研修会は講師の話を聞く座学のほか、ワークや実技など色々な手法を取り入れて行われています。規模は、個人経営のアルバイト育成や大企業の新入社員研修や海外研修まで様々ですが、人材を育てるために行われるものと考えると良いかもしれません。仕事をするうえで必要な知識や技能を学ぶことが目的なので、短くても数時間から半日、数日に渡ることもあります。場合によっては、年に複数回と定期的に行われるものもあります。

参加者自身、必要な知識や技能を習得ができたかが成功のポイントになります。

研修会の長所

会社がコストをかけて勉強する場を提供するので、海外で行われるものなど、個人ではなかなか気軽に受けづらいような学びや経験を得られる可能性がある。

その他のメリット

・仕事の問題点や解決策が分かる
座学だけでなく実技もあり、実務に直結する学びが得られる

・参加者同士の交流によって視野が広がる
グループワークやディベートにより、自分と異なる意見に触れられる

・自社の比較ができる
社外研修の場合、講師や参加者の交流から自社の仕事と他社の仕事の比較ができる

研修会の短所

参加に対して強制力が強いので、参加者のモチベーションはそれほど高くない。仕事の一環といった厳しい側面をもってしまう。

その他のデメリット

・講師が選んだ情報に左右される
わかりやすくかつ的確にポイントを抑えてくれる講師に出会うとは限らない

・想定していた内容と研修内容が違うことがある
スキル修得が目的のことが多く、知りたかった内容ではないかもしれない

違いを知って、イベント計画に活かす

イベントを企画する際は、まず以下の3点を書き出してみます。

  • 開催する目的は何か
  • どのような人たちが参加するのか
  • イベントを開催して、どのような効果が得たいのか
セミナー・講演会・研修会のそれぞれの違いを理解しないまま、内容や講師・参加者を決めてしまうと、会場の選定や告知の方法、講師料金などにかかる費用も変わってきてしまいます。また講師に関しても当日話す内容やそれまでの準備も変わってしまいます。一番の問題は参加者の満足度に大きな違いが生まれることです。

まとめ

これまで「セミナー」「講習会」「研修会」それぞれ3つの違いを説明してきました。

  • セミナー:テーマについて参加者が自主的に参加し意見交換を行う
  • 講演会:テーマについて講師が一方的に演説する
  • 研修会:テーマにあった対象者が参加を義務づけられる
セミナーと講演会は参加者が自主的に参加するという点では同じですが、セミナーは意見交換を行う場であるのに対し、講演会は一歩的に話を聞く場です。セミナーと研修会は参加者が勉強する場という点では同じですが、セミナーは参加者が積極的に参加するのに対して、研修会は仕事上強制的に参加します。

上記の3つのポイントを抑えて、開催すべきなのは、「セミナー」なのか「講演会」なのか「研修会」なのかを一度よく考えてみましょう。

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