自主性をアップ!参加型学習法ワークショップとは
2021/4/6

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ワークショップは内容の種類も豊富で、内容によっては老若男女問わず参加できることから、幼稚園や保育園、小中学校、高校、大学、さらには社会人の研修や老人ホームなど、様々な場所、場面で行われています。
その手軽さから、自主性や親睦を深めるため、脳トレなどで活用しようと考えている方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなワークショップのなかでも参加者自ら考え、発言できるとして特に重要視されている、「参加型学習法ワークショップ」について詳しく解説していきます。

参加型学習とは

まず、参加型学習ワークショップでの定義となる「参加型学習」について解説していきます。
参加型学習とは、聞くだけ、書くだけの講習会・講義などのような方向の知識伝達型の学習ではなく、参加者がワークショップそのもの、もっと大きく言えば学習過程に参加することを促すことが出来るような学習形態のことを示します。
参加型学習ではプロセスにおいて得られる体験を知識よりも重視するため、参加体験型学習と呼ばれることもあります。

ワークショップで取り入れられ始めた参加型学習

本来、ワークショップとは「作業場」や「工房」を意味する言葉でした。
そこから広がっていき、参加者がアイデアや知識を発言、提案しあい、新たな学びや発見を獲得し、協力しながら学習の成果となるものを制作していく参加型の学習形態をワークショップと呼ぶようになっていきました。
大学の講義などがよくイメージされる一方的な知識の伝達ではなく、包括的な学びであり、参加し、体験することがメインな学習であることが特徴です。

参加体験型のワークショップの起源は演劇、エンカウンター・グループなどで、現在では後で詳しく解説していきますが、「開発教育」「環境教育」「まちづくり」「芸術」「心理学」「企業研修」など幅広いジャンルで実施されています。どのようなジャンルがあるのか、後ほど詳しく紹介していきます。
よく使用される参加型学習法ワークショップは、「ロールプレイ」「ディベート」「シュミレーション」「ランキング」などがあります。

重要な役割「ファシリテーター」

参加型学習ワークショップで重要な役割としてあげられるのが「ファシリテーター」という役割です。
ファシリテーターを直訳すると「促進者」「媒介者」と呼ばれるように、参加者から意見などを出しやすい環境を作り、参加者から出た意見などをまとめ、共有し、議論を深める中で新しい気づき・発見を生まれるような環境を整える大変ではあるが非常に重要な役割です。
ワークショップの進行係であるファシリテーターにも、各ワークショップにおいて気を付ける点や進行内容が変わってくるので、内容と併せて覚えておきましょう。

参加型学習法ワークショップの種類 ~場面編~

ここでは、参加型学習法ワークショップが行われる場所別に、どんなワークショップの内容なのか、その目的などを解説していきましょう。

美術館や博物館

美術館や博物館などのミュージアムで行われたワークショップが日本で最初に行われたワークショップでありますが、ご存知だったでしょうか?
美術館であれば絵画や陶器などの芸術、ギャラリーであればタイポグラフィーなどのデザイン、博物館であれば歴史など特定の分野、人、モノの知識を深めることができます。
そのため、ミュージアムで行われる参加型学習法ワークショップも絵画を模写したりと実際に手などを動かしながら各分野に関しての知識を深めたり、分野の興味・関心を得たりできるワークショップであることが非常に多いです。

ハンドメイド

最近では「ハンドメイド」のワークショップも増えてきました。
例えばハーバリウム制作のワークショップなどがあげられます。
これらのワークショップは特に女性に人気が高く、さらに子供も一緒に参加できる者が多いため、子育て中の女性や子供に人気が高いです。
主な内容は、講師が材料を揃えてくれるので、参加者は基本参加料を払って参加するだけの形が一般的です。
ピアノ教室などの習い事と違い一回きりの体験なので、気軽に参加することが可能です。

演技

演技、演劇のワークショップもあります。主に劇団や学生だと実行委員会などが主催します。
演劇と言っても、役者と裏方の役割もあるため、役者のワークショップでは演技など、裏方ワークショップでは照明や音響、舞台設置などを学びます。

会社

社員同士のコミュニケーションや社内のチームワーク力を高めるために、会社でワークショップを行います。
新卒の研修やインターンなどでも実施されることが多いです。
協力することや、他の人の意見を聞いてチームワークを高めることが主な目標となり、趣味などのように1人で参加するものよりも、グループで行うワークショップが多いです。

課題解決

自分の課題や悩みを解決するためにワークショップを行うことも少なくはありません。
主なワークショップとして、セラピーやカウンセリングのような心理的に効果があるものが開催されています。

まちづくり

また、最近注目されているワークショップとして、まちづくりが上げられます。
まちづくりのためには、地域の人の意見に加えて、専門家の意見も必要となってくるので、2つの意見をまとめる方法として、ワークショップが使用されているようです。

参加型学習法ワークショップの種類 ~活動編~

先ほどどんな場面でワークショップが行われるか解説していきました。
ハンドメイドや演劇などといった、実施内容が想像しやすいワークショップもあれば、会社のワークショップなど、では一体どういったワークショップをしているのか想像がつきにくいものもあります。
ここでは、ワークショップの内容についていくつか紹介していきます。

タイムライン

タイムラインとは、時間軸に沿って、社会の出来事だったり、自分の経験、生涯などを表わす手法のこと。
社会というものは、過去の影響を大きく受けていることがほとんどです。また、それは自分自身にも置き換えることが出来ます。
つまり、現在の社会や、今の私たちは、未来の社会、未来の自分に影響を与えていくわけなのです。
タイムラインで過去から現在までの流れ、過去のどの出来事が社会や自分に影響を与え、変化したのかを知ることで、時間の連続性に気づくことが出来、それによって、未来に対する責任感を高めることが可能です。

部屋の四隅

4つのコーナーと呼ばれることもあります。
これは、部屋の隅に「はい」「いいえ」「ときどき」「わからない」などと質問内容ごとに決めた4つの書かれた紙を貼り、その質問に対して参加者がそれぞれが思う紙のところに移動するというもの。
全員が移動し終わったら、各選択肢のメンバーごとに「なぜその選択肢を選んだのか」と言ったような意見を聞きましょう。
全員の意見を聞き終えたら、次の質問に移り、また各選択肢ごとの意見を聞いていく…といった流れになります。
質問がすべて終わったら、参加者全員にこのワークショップについての感想を話し合ってもらうと、より理解が深まるかもしれません。

最後に

ワークショップと言っても、社内研修やインターンだけでなく、芸術やハンドメイド、町おこしと、様々な目的を持って様々場面で行われていることが分かりました。
チームや個人で獲得したい目標は何なのかを考え、それに合ったワークショップを選んでいきましょう。

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