成功するOJT研修とは?
2021/5/17

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新卒教育や中途採用時などの研修時によく使われる「OJT」
入社したときにOJT受けたことがあるという方や、後輩に行う方も多いのではないでしょうか。
OJTは現場でおける教育の要と言っても過言ではありません。
実施はしているものの、効率よくできておらずOJTがあまり機能しないため、悩んでいる企業も多いです。
OJT研修をより機能したものし、成功するために、OJTを行う際のメリット・デメリット、目的、重要性などを詳しく説明します。

OJTとは

社会人になって、一度は聞いたこともあるかと思われるOJTとは何なのでしょうか。
OJTとは、「On-the-Job Training」を略した名称で、職場で実際の業務を実践していきながら知識を身に着けていく教育手段のことです。
社内の業務経験や知識が豊富な上司、先輩が実際に行う業務を題材にしながら、若手社員、後輩に技術や知識を教えていきます。
実際の業務を行いながら指導することで、計画的に教育を行うことができ、座学形式などの研修やマニュアルだけでなかなか身につかない知識・スキルを身につけることが出来ます。

また、OJTとは逆の教育方法、Off-JTについても知っておきましょう。

Off-JTとは
Off-JTとは、「Off-The-Job Training」の略で、OJTと比較してよく使われる教育方法です。
OJTのように実務を行いながらではなく、人事担当など、新人指導担当が作成した教育プログラムや、社外が管理する教育プログラムを受講したりして、仕事を行う際に必要なスキルや知識を身に付けます。
新卒の方などは、入社後しばらくは座学での研修だった方が多いのではないでしょうか。その座学研修こそが、Off-JTです。
Off-JTは、新卒などの新人が対応と思われがちですが、OJTを担当する者に、事前準備としてOff-JT研修を行うこともあるなど、様々な立場の社員に実施しやすい研修方法と言えるでしょう。

OJT研修のメリット、デメリット

OJTとはどんな研修方法なのか、理解いただけたでしょうか?
では、OJTを行うことで、どんなメリットがあるのでしょうか。逆に、どんなデメリットもあるのでしょうか。
教育者側、教育を受ける側、会社の3つでのメリット、デメリットを詳しく解説していきます。

OJT研修のメリット

★指導者側
・実際の仕事を実戦で行えるので実施的なスキルが身につく
・すぐフィードバックが受けられる

★教育を受ける側
・指導者としてのスキルがあがる

★会社側
・教育者以外とも業務を行うことがあるため、社内のコミュニケーションが強化される
・外部講師などに頼らなくても良いため、教育のためのコストが抑えられる

OJT研修のデメリット

★指導者側
・指導する者の性格・能力などによって効果に差が出やすい
・体系的に学びにくい

★教育を受ける側
・教育計画を作成する必要があるため、時間コストがかかる

★会社側
・教える側のリソースを、直接的に成果を生み出す業務以外に割く必要がある

OJTには、デメリットがあることにも注意しながら
効率的、計画的に活用していきましょう。

OJT研修の目的、重要性とは?

OJTとはいったいどんなものか、OJTの研修のメリット、デメリットが分かり、本格的にOJTを導入することを検討する際に、是非ともOJTの目的、重要性も理解したうえで実行してください。
目的を理解しているかいないかで、結果に大きな差が生まれます。
詳しく見ていきましょう。

企業で活躍できる人材を育成するため

みなさんは、「企業で活躍している人」と聞いて、いったいどのような人を想像しますか?
業種の知識やスキルが豊富で、それらを活かした実務経験がある方などを想像する方が多いのではないでしょうか。
もちろん、豊富なスキル、実務経験は大切です。ですが、それだけでは、実務で活躍する人材とは言えません。
新しい環境に変化した場合に、実際に職場で使われているツールに早く慣れることや、同じ職場の仲間と、コミュニケーションをとる能力、自主的に考え、自ら仕事を見つけ出し、実行する行動力…
これらも、大きな即戦力となります。
OJT研修では、実際の業務を行うので、職場のツールをさわりながら作業が可能ですし、職場の仲間と関わることもできるので、コミュニケーションを行うこともできます。
また、一人ひとりに対して行う教育方法であるので、企業にとって必要な能力を伸ばすことが可能であり、座学などよりも効率的、確実に知識やスキルを身に着けられるでしょう。

社員の業務効率を最大にするための指導ができる

教えてもらう側が、安心して関係を気づける指導者から、具体的かつ効果的な教育やフィードバックをもらえる環境が、社員の業務効率を最大にすると考えられています。
OJT研修は、基本的に1人ずつ指導担当者がつき、その担当者から教育やフィードバックを得るシステムとなっていますので、新人社員(研修生)は、知らない人から教わるということもないため、不安になることなく指導を受けることが出来ます。
指導担当者からのフィードバックも、「普段からお世話になっている方からの言葉」と思えるので、真剣に受け止め、さらに成長することが出来ます。
また、新人社員が成長できるのはもちろんですが、教育者の業務効率も期待できます。
指導者は、新人社員の教育が1日の業務のほとんどを占めるわけではありません。指導の他にも、自身のタスクなどももちろんあります。
自身の業務に使っていた時間を新人社員の指導に当てねばならず、それに加えて、「新人社員を早く1人前にできるような指導をしなければいけない」「自分の指導で成長できているだろうか」などと、精神的に負担も増えます。
一見損しかなさそうに感じますが、この負担は指導者にならないと体験できないことです。指導するとき、どの様に指導すれば効果があるのか、教育が上手いと言われているOJT指導者がいた場合、どの様に教育、フィードバックを行っていたのかを聞いたり、自身の業務とOJT教育の両立をするための効率的なタスクさばきの方法を模索したり、それこそ先輩社員に聞いたりすることで、自身のスキルアップも可能になります。
そのスキルアップは、OJT教育、自身のタスク管理どちらの成果にも繋がるでしょう。

低コストで実施できる

通常業務を新人社員にこなしてもらいながら、指導をすることがOJT研修の特長なので、外部講習や指導用の本などがほとんどいらず、追加費用などがほとんど必要ありません。
また、企業の研修対象者に使用される費用内訳をみると、「新入社員」が約90%と、研修のほとんどが新入社員向けに実施されているのです。
つまり、OJT研修で新人研修の費用を抑えることが出来れば、研修費用全体のコストをカットできるというわけです。

未来のリーダー、管理職を生み出す育成方法

OJT研修は先述でもあるように、実際の業務を行えるため、即戦力となれるよう指導することがメインと思われがちですが、それだけがOJTの目標ではありません。
新入社員が未来の管理職やリーダーとして成長していくためには、業務をこなしていく中で、改善点を見つけ出し、「どうすればもっと効率的に業務が行えるか」と、三塚らで考え、改善して行ける力が必要です。
そのためには、ゴールから逆算して、それぞれ目標を立てましょう。
新入社員にいつまでに何ができるようになっていてほしいのか、また、新入社員自身はいつまでにどれくらいの技術を身に着けていたいのかなど、週単位や月単位など、短いスパンで目標を立てていき、その目標に向けた行動に具体的な指導、フィードバックを行うことで、「目標を達成する」という業務の取り組み方ができ、前向きに業務に取り組むことが出来るでしょう。

最後に

いかがでしょうか。
OJT研修は通常の研修と違い、実際の業務を行うからこそ良い点、悪い点があることが分かりました。
効率よくOJT研修を行うことが出来れば、新入社員がより良いスキル、即戦力となることが出来ることに加えて、将来的に主力となれるような人材に育成することも出知るため、教育には有効な研修方法ではないでしょうか。

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