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活用事例

テレワーク中に必要なWi-Fiの速度とは? ネットが遅い原因と、その対処法

2021/5/14

テレワーク中に必要なWi-Fiの速度とは? ネットが遅い原因と、その対処法
新型コロナウイルス感染症や、それに伴う緊急事態宣言、外出自粛等により多くの職場で在宅勤務やテレワークをする人が増えています。
テレワークでは社内外の人とやり取りをするため、インターネット回線が不可欠ですが、テレワークでは自分で無線LAN(Wi-Fi)などのネット環境を整えなくてはならないため、ネットの速度が遅いなどの悩みも自分で対処しなくてはなりません。
ここでは、ネットが遅い原因と、その対処法ついて解説します。

テレワークでインターネット回線が遅い!

テレワークが始まって在宅勤務になったけど、家のネットがすごく遅いんだけど、どうしたらいい?」や、「Web会議をしていると、途中で画面が止まったり、切断されたりするんだよね」という悩みが多く聞こえてきます。

筆者も無線LAN接続(Wi-Fi)でWEB会議やWEBミューティングを利用していますが、テレビ会議の最中にフリーズしたり、頻繁に接続が途切れる、ファイルの送信中に切断してしまったりといったなどはよく経験があります。

テレワークに不可欠なネット環境は主に2種類あり、無線Wi-Fiと有線LANがあります。

固定回線(有線LAN)はデータ容量や速度制限がないことが特徴です。通信の安定性も高く、テレワークに適しています。Web会議や動画の視聴にも、ほとんど支障がないでしょう。
しかし、在宅勤務になってインターネット回線が必要になったけれども、「回線工事の日程調整や立ち合いが面倒」という声も聞かれます。その点、工事なしで使用できる手軽さからか、「Wi-Fiルーター」を使用している人も多く、中には通信機器(Wi-Fiルーター)を従業員に貸与している会社もあるでしょう。Wi-Fiルーターは小型なので、設置スペースも選びません。通常、通信費用は企業が負担します。

Wi-Fi利用のメリット
工事が不要なので、すぐに使用できます。また、一部地域を除き全国の通信網が利用できるため、外出先でも使用可能です。固定回線の場合、全員に会社指定の回線に変えてもらうことはむずかしいですが、無線回線なら個人のネット回線と別に貸与できます。

Wi-Fi利用のデメリット
プランによっても異なりますが、一定の通信量を超えると通信制限がかかるのが一般的です。業務上インターネット回線の利用頻度が高い人は注意が必要です。また、使用場所によって通信の速度や安定性に差が出やすいのも無線回線(モバイルWi-Fi)の特徴です。

テレワークで必要なWi-Fiの速度とは?

テレワークをするときは、ストレスなく仕事するためにも一定以上のネット速度が求められます。
ネットの速度が遅いと仕事に支障をきたしてしまうため、テレワーク時に必要な速度を知っておきましょう。
ストレスを感じない快適な速度とは一体どれくらいの速さをいうのでしょうか。

インターネットの速さは「bps」という単位で表します。bpsは1秒間にどれくらいの量のデータを送受信できるかを表したものです。用途によって快適な速度が違うため、下記を参考にしてみてください。

速度の目安

・WEBサイトやホームページの閲覧、メールの送受信など…2Mbps以上
・Youtubeなどの動画視聴やSNSへの写真や動画のアップなど…5Mbps以上
・高画質の映像が必要なものやデータ通信量が大きいゲームなど…20Mbps以上

テレワークでは、テキストメールのやり取りだけでなくオンラインミーティングやオンライン商談、Web会議で容量の大きなデータの送受信も行うことを想定しているので、Wi-Fi(無線LAN)で必要な通信速度の目安は、上り・下りともに1~8Mbpsです。

ネットが遅い原因は?

まず、無線LAN(Wi-Fi)の速度を確認しましょう。検索サイトで「スピードテスト」で検索します。https://fast.com/ja/などのサイトで速度を調べる事ができます。100Mbps程度出ていればそこまで遅くは感じないのではないでしょうか。

Wi-Fiの通信速度を測定した結果、夜だけではなく昼も遅くなっていることがわかる場合があります。これは、テレワークや在宅勤務、自宅にいることが多くなり、YouTubeや動画ストリーミングサイトの視聴が増えたなど、インターネット回線の混雑が原因と言われています。このような理由で全体的に混雑している状態であることは事実なのですが、自宅のインターネットが遅い原因は、おおよそ自宅の環境で解決できる内容であることがほとんどです。そのために一度自宅のネットワーク環境を把握してみましょう。
昼夜問わず常に重い状態になっている場合の原因として考えられるものを紹介します。

使っているPCのスペック問題

どんなに速い光回線を使っていたとしても、パソコンの性能が低ければ十分な通信速度を確保することはできません。
最低限確保しなければいけないスペックは次の通りです。

OS

OSとはアプリケーションを動作させるためのアプリのようなものです。基本的にはWindows10であれば問題はないでしょう。

メモリ

メモリは処理を行うときに必要なスペースのことです。メモリが少ないと、ウェブサイトを閲覧しながら音楽を流すといった同時に複数の処理がしにくくなり、重いと感じます。8GBあれば基本的に十分ですが、オンラインミーティングやオンライン商談を行う場合は16GBのメモリを用意しましょう。

CPU

CPU(Central Processing Unit)とは、中央演算処理装置のことであり、簡単に言うとパソコンを制御する大事な部品です。CPUの性能が高いとアプリやパソコンがサクサク動き、性能が低いとウェブサイトの閲覧だけでも重いです。
メールやウェブサイトの閲覧のみで使用頻度が低いならばローエンドのCPU(インテルのPentium・CeleronやAWDのAthlon)でもいいですが、Officeを使ったりWEB会議に参加する場合はCore i3が最低でも必要です。ゲームや動画編集を行いたい場合はCore i5以上が好ましいです。
あくまでも最低限の目安になるため、快適に利用するなら1つ上のCPUを選びましょう。

HDD/SSD

HDD(ハードディスクドライブ/Hard Disk Drive)とSSD(Solid State Drive)は、動画や音楽などのファイルを保存するために必要なストレージと呼ばれる部品です。HDDは大容量で安価、SSDは高価だが耐久性が高く・高速であるという特徴を持っています。

HDD/SSDの容量はGB(ギガバイト)で表します。100GBがどれくらいの容量かというと、音楽なら約20,000曲、写真なら20,000枚、番組録画なら約12時間、本格的なゲームアプリなら約2本分です。
外付けのHDDもあるため容量が足りなくなっても問題ないですが、使用用途と頻度によって適した容量のHDDやSSDを用意するとよいでしょう。

インターネット接続機器の問題

通信速度が遅くなるインターネットの接続機器は、主にルーターが考えられます。どんなに速い回線であっても、それを伝達する接続機器が遅ければ満足できる通信速度を実現することは難しいです。Wi-Fiを利用するには、無線LANの電波を飛ばすための、無線LANルーター(Wi-Fiルーター)が必要です。Wi-Fiルーターが親機、スマートフォンやPCなどを子機として使用することになります。

無線LANルーターは家電量販店やインターネットで購入できます。価格は2,000円~10,000円程度と幅広くあり、無線LANルーターのグレードによって通信速度にも影響を与えます。また、回線事業者、プロバイダーからレンタルするケースやモバイルタイプのWi-Fiルーター会社から支給される場合もあります。
無線LANルーターのグレードを上げることが近道と言えるでしょう。

テレワークでネットが遅い現象が発生した場合の対処法についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。この記事を参考に、快適なリモートワーク生活をお過ごしください。

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