会議にアイスブレイクを取り入れよう
2021/3/15

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頻繁に意見が飛び交う会議にしようと思っても、「硬い雰囲気になってしまい、参加者からの質問や意見がなかなか出ない」と悩んでいる担当者も少なくはないと思います。
有意義な会議、ミーティング、研修、インターンシップを実施するためには、参加者同士のコミュニケーションを活性化させる必要があります。
場が和んだり、話しやすい雰囲気を作れれば、自然と意見が飛び交いやすくなるでしょう。
そのための手法として、「アイスブレイク」があります。

今回の記事では、社内会議、ミーティング、研修、インターンシップに役立つアイスブレイクを紹介するとともに、アイスブレイクを効果的に取り入れるためのポイントについても解説します。

アイスブレイクとは

アイスブレイクとは、参加者のコミュニケーションを円滑にする為に行われるものです。

「氷(Ice)」を「砕く(Break)」が語源ですが、その名の通り、初対面の場合に限らず、社内会議、ミーティング、研修、インターンシップなど、なかなかすぐにコミュニケーションをとることに踏み出せない
参加者の緊張を緩和させる目的として取り入れられることがあります。

多くの場合、会議や研修がスタートする前や、休憩時間を挟んで再開する前の時間をアイスブレイクにあれることが一般的と言えます。

会議、研修などでのアイスブレイクの役割

会議、研修などにおけるアイスブレイクの役割は、大きく分けて3つの役割があります。

参加者の緊張をほぐす

特に参加者同士が初対面の場合、お互いに「何を話せば…」と緊張しがちです。
張り詰めたような緊張感のある雰囲気の中では、会議や研修が始まっても、内容より周りの雰囲気が気になってしまって集中できない可能性があります、

そこで、会議や研修の開始前にアイスブレイクを行うことで参加者の緊張をほぐし、これから始まる会議や研修に向けて
モチベーションをアップさせる効果が期待できます。

会議や研修を円滑に進行させる

会議や研修の途中で、質問や意見を受け付けても参加者の反応があまり得られないこともあります。
理由としては様々ですが、顔なじみばかりの会議や研修ばかりではないため、「的外れな質問をしたら恥ずかしい」「大勢の前で話すことが苦手で意見を言えない」という参加者が多いことが考えられます。
しかし、疑問点を聞き出せないまま会議が進行してしまうと、参加者が会議や研修の内容を十分に理解できず、会議や研修の効果が十分に得ることが出来なくなります。
また、近年、感染症の影響もありオンライン会議、オンライン研修と、会議や研修がオンライン上で行われることが増えてきました。
特にオンライン環境下では参加者の表情が読み取りづらく、和やかな空気を醸成することが難しいくなりがちです。質問や意見などを気軽に発言しやすい環境をつくる意味でも、アイスブレイクは重要な役割を果たします。

参加者同士のつながりをつくる

初対面の人が多い環境では、参加者同士のコミュニケーションが少なくなる傾向にあります。

そこで、アイスブレイクを取り入れることで、会議や研修、インターンシップ全体の緊張が和らぎ、休憩時間等を使って参加者同士がさらにコミュニケーションを取るなどして、
さらに参加者同士のつながりをかたくすることに繋がります。
これによって、普段の作業の効率化や生産性の向上も期待できるでしょう。

また、会議や研修の中で沈黙や間が発生すると、講師や司会者の精神的な負担も増大しかねません。
参加者同士が自発的にコミュニケーションをとる環境ができれば、心地よい会話で場をつなげることができるでしょう

アイスブレイクは集団思考の落とし穴に有効

会議などで何らかの意思決定をする必要がある時、本当は反対意見だが議論の流れに逆らえず、発言をしないままというケースもあります。

また、本来吟味しなければいけない議題にもかかわらず、結論を急ぐあまり深く考えずに意思決定をしてしまうケースもみられます。

会議の参加者同士が本音を言い合えるような関係でないと、議論が深まらず最終的に集団志向の落とし穴にハマっってしまうでしょう。
このような条件を改善し、会議において最善の意思決定がなされるよう、アイスブレイクを用いて参加者同士間の緊張をはすし、コミュニケ―シャンを活性化させます。

アイスブレイクはオンラインの社内会議・研修においても重要

働き方改革や感染症対策として現在、テレワークが浸透してきており、それに伴ってオンラインで研修や会議、面接を行う機会も増えてきています。
従来の対面型の研修や会議だけではなく、オンライン環境下でもアイスブレイクが重要な役割を果たします。その理由について解説していきましょう。

オンラインは対面に比べて相手の表情が分かりにくい

web会議では複数人の顔が同じ画面上に分割して表示されるため、顔が小さく映ってしまい、1人1人の表情やしぐさが分かりづらくなります。

また、声も、マイクやスピーカーの性能によってトーンが変わってしまったり、参加者の周辺環境によっては大きな声を出せないこともあって自然とトーンが低くなってしまうこともあります。
トーンが低いままだと、「機嫌が悪いのかな…」まどと緊張してしまい、より発言しにくくなりがちです。

このように、オンライン環境下では細かな表情や感情の機微が伝わりにくいため、対面時よりもコミュニケ―ジョンの難易度、重要度が増します。

集中力が維持しづらい

参加者がPCやスマートフォンから視線をそらしてしまうと、講師や司会者にとっては「会議・研修・弁説などに集中していないのではないか」と思われてしまうでしょう。
参加者自身も、PC、スマートフォンの画面を長時間見ていると対面時より集中力が途切れやすいのではないでしょうか。

会議や研修が長期間に及ぶ際は、1時間ごとなど適度にアイスブレイクの時間を設けて集中力を維持しやすい環境を作る必要があるでしょう。
適度に休憩を挟むことで、長時間会議を続けるより集中力がぐんとアップします。

社内会議・研修で使える! 5つのアイスブレイク!

アイスブレイクの重要性について解説してきましたが、ここでは社内会議、研修などですぐ使えるアイスブレイクを紹介します。
対面はもちろん、オンラインでも実践できるアイスブレイクをピックアップしました。

他己紹介

他己紹介とは、自分のことを紹介する自己紹介とは逆に、相手のことを紹介するアイスブレイク方法です。
まずは紹介する相手のことを知る必要があるため、まずはお互いで自己紹介しあったり、何気ない会話をしたりと、必然的に参加者同士でのコミュニケーションがうまれ、お互いの緊張が緩和されるきっかけとなります。
また、相手を他の人に紹介しなければならないため、しっかりと相手のことを知ろうと意識することが出来、集中力が回復するでしょう。

他己紹介の内容は様々ですが、名前や趣味、特技はもちろんのこと、大学での専攻科目や、研究内容、これまでの職歴などを細かくヒアリングしていくことで、意外な一面が見えてくることでしょう。

嘘つき自己紹介

嘘つき自己紹介は、自分自身がこれまで経験してきたエピソードとして3つを紹介する際に、1つは嘘のエピソードを盛り込んでおきます。自己紹介を一通り終えた後、3つのうちどれが嘘のエピソードだったのかを参加メンバーに投票してもらうゲームです。

面白いところは、嘘を見抜くためにメンバーからの質問を受け付け、自己紹介をする人はそれに回答することで、盛り上がります。自己紹介をする人に対して参加者に傾聴の姿勢が身につき、参加者同士のコミュニケーションも活性化できます。

顔じゃんけん

その名の通り、本来手で行うじゃんけんを顔で行います。
「グー」は顔全体をこわばらせ、筋肉を顔の中心に寄せるようにしたり、「チョキ」は陽気な感じで口笛を吹くように唇をすぼめた表情、「パー」は口を大きく開けて笑顔の表情を作るなど、顔の表情で「グー」「チョキ」「パー」を出します。

このアイスブレイクのポイントは、従来のじゃんけんの「最初はグー」ではなく、「最初はパー」から始める点です。こうすることで、お互いが笑顔を出す所から始まるので、事前と和やかな雰囲気が生まれます。
顔じゃん件は短時間でも気軽にでき、数回勝負するだけでもアイスブレイクとしての効果が期待できます。

5W1Hゲーム

5W1Hゲームとは、「いつ(=When)」「どこで(=Where)」「だれが(=Who)」「何を(=What)」「なぜ(=Why)」「どうした(=How)」をランダムに組み合わせ、文章をつくっていくゲームです。
例えば6人グループを作り、それぞれが「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「なぜ」「どうした」の項目を考えてもらい、最後にメンバー全員が各々のワードを1つずつ持ち寄って文章を完成させます。

当然綺麗な文章ばかりできることはなく、ユニークな文章が出来上がったりして、初対面の参加者同士でも短時間で打ち解けることが出来やすいアイスブレイクです。

謎解き

謎解きは、参加者が物語の主人公となり、謎を解いて物語のクリアを目指すゲームです。
謎解きの内容がチームワークを活かして進めていくものであれば、参加者同士のコミュニケーションが活発になるためアイスブレイクに最適です。

会議室で集合型研修を実施する場合はもちろんのこと、最近ではオンライン上で実施できるものもあるため、どの様な場面でも行えるアイスブレイクといえるでしょう。

アイスブレイクを効果的に取り入れるポイント

効果を最大化する為に、アイスブレイクにはいくつかのポイントがあります。

明確に時間を区切る

アイスブレイクの役割、目的は、あくまでも参加者の緊張を緩和して発言しやすい場をつくり、会議や研修をスムーズに進めることです。
楽しくアイスブレイクをして、会議に参加してもらおうと、あまりにもアイスブレイクに時間を費やしてしまうと、本題である会議や研修の時間を圧迫してしまいます。
そのため、アイスブレイクは明確に時間を区切って実施することが大前提です。

適切な時間は、10~30分程度とされています。

参加者間の関係を考慮する

会議などの参加者同士が初対面なのか、同じ部署間のメンバーなのか、このような参加者間の関係によって、実施するアイスブレイクに割く時間や種類は異なります。

・初対面が多い場合
「他己紹介」「嘘つき自己紹介」など、参加者同士が積極的にコミュニケーションができて、お互いのプロフィールを知ることが出来る者が適しているでしょう。

・部署内などの顔なじみが多い場合
「顔じゃんけん」など、短時間で気軽にできるものが良いでしょう。
簡単な雑談だけでも効果が見込めます。

形態に合わせたアイスプレイクを採用する

アイスブレイクを実施する際には、オンライン研修と対面研修、それぞれの場面に合わせたものを検討しましょう。
対面しかできないものをオンライン会議で実施しても意味がありません。

まとめ

社内会議や研修において、発言や盛り上りが少ないなど、円滑なコミュニケーションができずに悩んでいる企業は少なくありません。さらにテレワークの広まりによって、対面時よりさらにコミュニケーション不足が浮き彫りになった事例も少なくはないでしょう。

社内でのコミュニケーションが不足していると、会議だけでなくチームの生産性やエンゲージメントを低下させる恐れがあります。

アイスブレイクを効果的に取り入れてコミュニケーション不足を解消するとともに、組織力やエンゲージメントの向上を目指しましょう。

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