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活用事例

ブレインストーミングとは何か?意味と進め方

2021/6/21

ブレインストーミングとは何か?意味と進め方
社会人になって1回は会議に参加した経験があるだろう。
堅苦しい会議とまでいかずとも、案を出すためのミーティングや会社の来期計画発表会など、少なからず複数人が揃って話し合う場面に参加する機会はあるはずだ。

その会議などで、あまり話がまとまらない、進行しないと感じたことはないだろうか?
ただ時間だけが過ぎていくような、有意義とは言えない会議。
主催者側も、「参加者からいいアイデアが引き出せない」「アイデアを引き出す方法を知りたいがどうしたらいいかわからない」などと、悩みを抱えている人もいるでしょう。

そんな時は、アイデアを考え出すための方法である「ブレインストーミング」を試してみましょう!

この記事では、ブレインストーミングについて、ブレインストーミングを聞いたことが無い人も、知っているがより良く効果を高めたいと思っている方に向けて、詳しく説明していきます。

ブレインストーミングとは?

そもそも、ブレインストーミングとはいったいどのようなものなのでしょうか?

ブレインストーミングとは、1950年ごろにアメリカで考案されたアイデア発想法で、直訳すると「brain storming = 脳の嵐」となります。
このままでは何が何だか…と言った具合です。
ブレインストーミングの方法は、基本的に複数の人が集まって、1つのテーマに対してそれぞれ意見を出しあうといったものです。
つまり、複数の人の脳みそからアイデアを出しあって出しあって、考えながらアイデアをひねりだしながら…脳の中で嵐を起こすように考え、斬新で面白いアイデアを出すということから、このように言われています。

ブレインストーミングは基本的には集団で行う発想法ではありますが、1人で行い、アイデアを出すことももちろん可能です。

こんな経験はないでしょうか?

「1人でずっと悩んでいたことが、知り合いの一言で簡単に解決した」

この経験こそが、ブレインストーミングを行った結果による効果の1つであり、ブレインストーミングは、この解決を意図的に引き起こすためのツールなのです。

ただ、意見を出しあうというだけがブレインストーミングではありません。
ブレインストーミングを行うにあたって、具体的なルールがあります。より良くブレインストーミングの効果を得るためにも、ルールはしっかり把握しておきましょう。

ブレインストーミングのやり方は?

参加者を選定する

まずは、ブレインストーミングを行う参加者を決めていきましょう。
ブレインストーミングは、複数人で行う発想方ですが、人数が多ければいいというものではありません。
できるだけ10人以下で行うようにしましょう。6~7人がオススメです。

また、参加者は誰でもいいというわけでもありません。
よりたくさんのアイデアを多角的に出すために、できるだけ役職などの立場や性格、年齢などが異なったメンバーを集めるようにしましょう。

ファシリテーターと書記係を決める

ブレインストーミングを円滑に行うために、進行役を決めていきましょう。
進行役のことは、ファシリテーターと呼びます。
ファシリテーターは参加者がアイデア、意見を出しやすいように進行を行う必要があります。
また、ファシリテーターはあまり表立って意見をいってはいけません。
ファシリテーターとは、会議のサポート役であることをしっかりと意識しておきましょう。あらゆる参加者から出てきた意見を組み合わせ、コントロールしていくことが大切です。

書記係も決めましょう。
書記も、ブレインストーミングのサポート係です。
書記係は、参加者の見える位置にホワイトボードなどを置いて、参加者が出した意見、アイデアを書いていきましょう。

参加者がより多くの斬新な意見を出すことに集中してもらうためにファシリテーターや書記係のようなサポートをしっかり行っていきましょう。
効率よく行うために、ファシリテーターが書記係を兼任することも一つの方法です。

課題を明確にする

「収益を増加させるためには」といったように、課題が漠然としたものであったとき、 「商品やサービスの収益」の話なのか、「会社全体の収益」なのか、人によって解釈が異なる恐れがあります。この解釈をはっきりしないまま会議が進行すると、多くのアイデアを出しても意見にずれが生じてしまい、有意義な会議ではなくなってしまうでしょう。
なので、会議前に「○○の収益を前年度の2倍にするにはどうしたらいいか」など、具体的な課題を提示しましょう。
そうすることで、参加者は○○の収益を上げるための意見を出すことが出来、ずれが生じることがなくなるでしょう。

新しいアイデアがなくなるまで続ける

ある程度アイデアが出たところで、ファシリテーターなどはそのアイデアをグルーピングする為の時間を設けましょう。
グルーピングした際に、また新たな意見が出ることもあります。
このサイクルを繰り返し、アイデアが出ないというところまで行いましょう。

また、1日だけで終了させるのではなく、数日過ごし、頭をリフレッシュさせることで新しい意見が出てくることもあります。
数日かけてブレインストーミングを行うといった方法も、1つの効果的なでもあるかもしれません。
会議の進行度、雰囲気に合わせて行いましょう。

ブレインストーミングのルール

先ほども述べたように、ブレインストーミングにはいくつかのルールがあります。
ルールを守って行わないと、良いブレインストーミングができない恐れがあるでしょう。 しっかり理解して、ブレインストーミングを行っていきましょう。

出た意見を否定しない

ブレインストーミングの目的は意見を多く出し、解決に導くことであり、効率よく会議を行うなどではありません。
よって、少し的外れな意見が出たとしても、否定などしてはいけません。
否定することで、意見がでなくなる恐れがあります。
実現が厳しい、少し議題に逸れた意見でも、一旦受け入れ、グルーピングなど行っていきましょう。

意見は質より量

意見を多く出すことが目的なブレインストーミングなので、意見やアイデアは質より量を重要視しましょう。
また、アイデアに関しては、たくさんの量の意見や要素が出てこそ、質を高めていけるような議論ができるようになっていくものです。

そのため、結論が出るような意見を出すことを意識するのではなく、テーマに沿った意見を単語でもいいので出していくことが重要です。

アイデアを組み合わせる

画期的でユニークなアイデアは、1つの意見だけで成り立つものでもありません。
様々な意見を組み合わせた結果、斬新なアイデア、そのきっかけを作ることが出来るのです。
他の参加者が出した意見が面白いものと感じたら、他の意見と組み合わせていきましょう。さらに面白いアイデアが生まれるはずです。

判断や結果を出さないようにする

ブレインストーミングは意見を出しあう場であり、判断や結果を出すのは其の後の段階になります。
まずは、会議の答えを出すということを忘れて、議題に関しての意見を大量に出すことを意識しましょう。
ブレインストーミングの理想は、参加者が出した意見、他の参加者の意見、アイデアを合体するなどしていつの間にか面白いアイデアが生まれていることが望ましいでしょう。

最後に

いかがでしょうか。
ブレインストーミングのような意見を出しあう議論をしっかりと行うことが出来れば、より良い意見が生まれ、結果として良い結論、解決法を導き出すことが出来るでしょう。
ブレインストーミングの方法やルールをしっかりと覚え、実践していきましょう!

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