VR会議とは?気になるバーチャル会議
2021/7/21

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コロナ禍の影響で「Zoom」や「Google Meet」など、Web会議システムの普及は目覚ましく進んでいますが、オンライン会議の次にくるトレンドは、バーチャル空間の中で会議ができる最新テクノロジー「VR会議」と言われています。今回は、5Gの到来で実用化がすぐそこまできているVR会議について解説していきます。VR会議とはどのようなものなのか、仕組みやシステム導入の流れのほか、メリット・デメリットについてもまとめました。

VR会議とは?

近頃、テレビや雑誌などで「VR」という言葉を耳にしたり、目にしたりする機会が多くなりました。
VRとはVirtual Reality(バーチャルリアリティ)の略語で、いわゆる仮想現実とも言われます。
VRの特徴は名前の通り、「目の前にある現実とは違う現実を体験できる」ことです。
会議とはいまひとつ結びつかないかも知れませんが、最近はゲームなどのエンターテインメント分野でよく知られています。ゴーグルのような「立体眼鏡」を装着しすることで、自分がまるでゲームの世界に入ったかのように感じることができるようになります。
ゲームやアトラクションなどで使われるイメージが強いVRですが、近年は会議システムのひとつとしても注目され始めています。

「Zoom」、「Microsoft Teams」や「Skype」、「Google Meet」などのWeb会議システムは一対一から、大人数までと、各拠点と繋ぐことが可能です。相手の顔が見える上にPC上の資料を共有しながら話し合いができます。しかし、Web会議を使ったことの有る方は感じた事があるでしょう、人によっては「あっ」と思う瞬間がある。それは、会話の衝突。自分と相手の発言が、ほぼ同時に発せられてしまう場合や発言のきっかけがつかみにくい等も多々あるでしょう。顔を見ながらのリアルな会議では、こうした会話の衝突はあまり起きないし、起きても気にならずに進行していくでしょう。なぜなら、場の雰囲気や互いの目線などで、無意識のうちに発言のタイミングを推し量っている為、直ぐに軌道修正が行われるのです。

こうした課題を解決するのにバーチャルな3D空間を創造できるVR会議に注目が集まっているのです。PCのモニターではなく、ヘッドセットで仮想空間を体感するVR会議では、専用のゴーグルを装着してこの映像を視聴すると、まるで会議室にいるような臨場感で、互いの位置関係や目線まで把握できます。
平面的だった既存のWeb会議と違って360度見渡せるため、参加者のゴーグルの動きがVR会議上に反映されるので、身振り手振りが共有でき「空気」を読みやすく、直感的に会話のタイミングを理解しやすくなります。
このようにWeシステムを使った会議よりもより対面式に近い形での会議が実施できると考えられています。

VR会議に必要なもの

VRで会議を行うにはそれなりの設備投資が必要になります。
VR会議を運用するには参加者の端末すべてに下記のような設備を初期コストとして準備しなければなりません。
また、VR会議を開くには後ほどご紹介するVR会議のシステム提供会社と契約し、VR会議のアプリケーションを参加者の各端末にインストールする必要があります。

1、高性能なPC
2、VRゴーグル
3、VR会議に使うソフトウェア使用料

VR会議の環境を整えるには、初期投資と毎月固定費がかかります。

VR会議のメリット

VRを会議で活用すると、次のようなメリットが受けられます。

離れた場所から会議に参加できる

VR会議は、Web会議システムと同様にインターネットを介して実施します。そのため、参加者が離れた場所にいても、ネット環境やシステムがあればどこからでもVR会議に参加することができます。
・直接出社できない人も、遠隔で採用して雇える。
・時間や移動コストの削減にもつながります。

などのメリットがあるので長期的には企業の収益につながるでしょう。

リアルに近い臨場感を感じられる

VR最大の特徴である「没入感」を活かした会議を行うことができます。
VRゴーグルを装着すると視界が360度覆われるので、リアルと変わらない会議のように周りの様子を感じ取ることが可能です。また、仮想空間上には自分の身振り手振りを反映することもできるため、リアルな会議のように細かいニュアンスも伝わりやすいでしょう。臨場感が高まれば、それだけ仕事をしている感覚が刺激され集中力向上なども期待でき、質の高い会議を行うことも期待できます。

さらにVRツールでは、自分の代わりにバーチャル空間で行動するキャラクター「アバター」を作り、そのアバターを操作することで、人々と会話したり行動したりすることができます。アバターで会議というと、あまりピンとこない人もいるでしょう。しかし、VR会議システムは体の動きも投影されるため、誰に対して話しているのかがわかりやすいのです。アバターは、自分の感情を表現するために顔色を変えたりすることができる為、場を盛り上げたりより深いコミュニケーションも取りやすいでしょう。
また、アバターだけでなく空間も自由に制御可能です。たとえばVRデバイスを身に付けている全メンバーにオフィスのVR空間を用意し、その中でアバターを使いながらコミュニケーションを取れるようになります。

結果的に「同じ場所で仕事をしている」という認識を持ちやすくなるので、円滑にコミュニケーションを取りながら緊張感を持って仕事に取り組めるようになるでしょう。

イメージの共有がしやすい

Web会議でも会議資料や情報の共有は可能ですが、「ブラウザ」、「Word」や「Excel」、「PDF」などのデータでの限られたデータの共有となり、複雑なビジュアルをその場で表現して共感を得るなどの使い方は難しいのが現状です。
VR空間では3次元でのビジュアルの表現か可能です。たとえば、プレゼンテーションを行う際もバーチャル空間上で3D投影すれば、その場で情報を共有しながら話を進められます。3Dデータは方向を変えて見ることもできるので、細かい部分の確認が出来る事も大きなメリットです。

VR会議のデメリット

多彩な機能を備えたVR会議ですが、最新の機能を用いることでのデメリットもあります。

初期費用がかかる

VR会議システムを始めるには、先述の通りVR会議専用のソフトウェアやパソコン、専用ゴーグルを準備する必要があります。システムを提供するサービスとの契約などすべて合わせると、ひとりあたり数十万円を超える費用がかかることもあり、導入するには費用対効果について十分検討しなければなりません。

操作に慣れるのに時間がかかる

VR会議システムを使い慣れるまでには一定の時間が必要です。一般的なITツールは使い慣れていてもVRシステムには本格的に触れたことがないという方も多いでしょう。しかし、VRは多くの人が利用したことがないジャンルです。操作を覚えるまでにある程度の時間がかかります。

使い方を覚えるためには導入時の説明や丁寧なサポートも必要になります。ITを苦手としている人の中には、利用すること自体に抵抗を持つ人も出てくる可能性もあります。先ずは、社内で十分トライアルを行った上で、どのツールにするか選定し、社内研修を行うと良いでしょう。

今回、VR会議とは?何か、VR会議を導入するメリット、デメリットなどをご紹介しました。
VR会議は実際に会って話しているかのような臨場感や、アバター同時のリアルなコミュニケーションなど多くのメリットがあります。
新型コロナウイルスにより、よりITツールに注目が集まっています。
いずれは会議、商談、面接などの様々なビジネスシーンでVR会議が普通に活用される日が来るかもしれません。

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