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活用事例

サテライトオフィスのメリットを徹底解説!企業と社員それぞれの視点からご紹介

2021/4/1

サテライトオフィスのメリットを徹底解説!企業と社員それぞれの視点からご紹介

従来のように出社して仕事をする形からテレワークなどのように会社から離れて仕事をする企業が増えています。

そのような中で今注目されているのが、企業の本社や本拠地から離れた場所に開設される小規模なオフィスであるサテライトオフィスです。

サテライトオフィスとはどんなものなのでしょうか。サテライトオフィスの企業と社員それぞれのメリットもあわせて解説します。

A.サテライトオフィスとは

サテライトは英語で衛星の意味です。

本拠地のオフィスを中心に衛星のように配置されるのでサテライトオフィスと呼ばれるようになりました。

働き方の改善がもとめられる現在、社員が心地よく仕事をするとともに企業にとってもメリットの多いと考えられているのがサテライトオフィスです。

サテライトオフィスには設置場所によって種類があり、支店や支社とは異なる特徴があります。

 A-1.サテライトオフィスの種類

サテライトオフィスの種類は、都市型サテライトオフィス、郊外型サテライトオフィス、地方型サテライトオフィスの三つです。

 

都市型サテライトオフィス

都市型は都市部に開設されます。

地方に本社を持つ企業が、都市部に営業拠点として開設するのが一般的です。

営業職の社員が帰社することなく仕事ができるように主要な都市の拠点に設置することもあります。

 

郊外型サテライトオフィス

都市部に本社を持つ企業が郊外に開設するのが郊外型です。

都心に向かって通勤していた社員の通勤時間や交通費を削減したい場合や、育児や介護によってフルタイムで働けない社員の雇用を継続したいときに効果があるでしょう。

 

地方型サテライトオフィス

地方型は、都市部に本社のある企業が遠隔地の地方に開設するオフィスです。

一般に地方において新たなビジネスを始めるときや事業拡大を狙ったり、自然の中で働きたいといった社員の希望を叶えたり、地方にいる優秀な人材を確保したりすることを目的として開設します。

 A-2.支店や支社とサテライトオフィスの違い

支店や支社とサテライトオフィスでは利用目的とその規模が違います。

支店・支社に設備として揃っているのは業務全般を扱うことを目的とした本格的なものです。

サテライトオフィスには必要最低限の設備しかありません。サテライトオフィスでは、本社や支店・支社以外でもできるような業務を行います。

サテライトオフィスには社員が業務命令以外で赴いて、自分の裁量の範囲で快適に仕事をすることができるのも特徴の一つです。

 

サテライトオフィスの概要に関しては別記事でもご紹介していますので、興味があればご一読ください。

 

働き方改革で注目中のサテライトオフィスとは?メリットや導入事例をご紹介

B.サテライトオフィスを開設するメリット

サテライトオフィスを開設するメリットはいくつか考えられます。

ここでは企業側と企業に所属している社員それぞれの視点からご紹介してきます。

 B-1.企業側のメリット

企業がサテライトオフィスを開設することには、下記のようなメリットが挙げられます。

・人材の確保

・新規顧客の開拓

・経費の削減

・生産性の向上

・フルタイムで働けない人材の受け皿

・事業継続計画対処

 

人材の確保・新規顧客の獲得

都心が勤務場所として限定されると事情があって都心での勤務が難しい優秀な人材は確保できません。

地方型サテライトオフィスを開設することでその優秀な人材を採用することが可能になります。

労働人口が減少傾向にある日本で、支店・支社がない地方でも採用ができるようになるのは大きなメリットです。

同様に顧客のいなかった地域での新規顧客の開拓が可能になります。

 

経費の削減・生産性の向上

サテライトオフィスでは広い場所を必要としません。社員の地元や自宅の近くに開設することで通勤時間を削減できます。

これらによってオフィスの賃料や交通費の大幅な削減が可能です。通勤時間の削減によって体力的にも余裕ができて業務の質が上がり、生産性の向上が期待できます。

 

フルタイムで働けない人材の受け皿

これまでは、育児や介護などによってフルタイムで働けなくなった社員は退職や休職をせざるを得ませんでした。

これらの社員が育児や介護を続けやすい場所にサテライトオフィスを開設することによって継続して働いてもらいたい企業にとっては社員の受け皿としての効果があります。

 

事業継続計画対処

緊急事態発生時には損害を最小限にして中核事業を継続したり、早期に復旧したりするための事業継続計画を準備しておく必要があります。

この準備をBCP対策といいます。サテライトオフィスを持つことはBCP対策にも有効です。

 B-2.社員側のメリット

サテライトオフィスがあることで社員側には下記のメリットが考えられます。

・効果的な時間の活用

・仕事と生活の調和

・育児や介護と仕事の両立

・快適な子育て環境の実現

・多様な人材との交流

・ストレスからの解放

 

効果的な時間の活用

通勤時間が削減されることで生まれるのは時間の余裕です。

家族と過ごす時間や趣味に割く時間などが充実して効果的な時間の活用が可能になります。

通勤や移動の時間が削減されることによって生まれるのは体力的な余裕です。

これによって業務内容が充実し、長時間労働の減少が期待できます。

 

仕事と生活の調和

空いた時間は、プライベートにも活用できるのでワークライフバランスを理想の形で実現できるでしょう。

ワークライフバランスは仕事と生活の調和を表す言葉です。これによって、仕事と私生活の双方に充実が得られます。

 

育児や介護と仕事の両立

居住している場所の近くにサテライトオフィスがあることによって柔軟性のある働き方が可能です。

柔軟性のある働き方は育児や介護と仕事の両立につながります。

 

快適な子育て環境の実現

自然環境豊かな場所で子育てをしたいと考える人は多いでしょう。

地方にサテライトオフィスがあることで自然環境豊かな場所で快適な子育て環境を得ることができます。

 

多様な人材との交流

都市への遠距離通勤では地域の人達と交流を続けるのは難しいでしょう。

地方や郊外にオフィスがあることによって通勤時間などが削減されれば、地域の人と接する機会が増え、業種や世代を超えた多様な人材との交流が生まれます。

 

ストレスからの解放

以上の様な仕事と私生活の充実、ワークライフバランス、地域の人々との交流などによって得られるのはストレスからの解放です。

C.サテライトオフィスのデメリット

サテライトオフィスのメリットをご紹介いたしましたが、デメリットも考えられます。

最後にサテライトオフィスを設けるデメリットについて概要をご説明します。

 C-1.企業側のデメリット

企業側のデメリットとして考えられるのは、セキュリティーを強化する必要があることが挙げられます。

特にサテライトオフィスが共用型のものであれば、社外の人間も出入りする可能性がありますので、注意が必要です。

 C-2.社員側のデメリット

社員側のデメリットとしてはコミュニケーションが図り辛くなることが考えられます。

サテライトオフィスを設けることで、社内であっても遠隔でコミュニケーションを取ることになるでしょう。

リモートワークやWeb会議がかなり普及したとはいえ、社内の人間とは対面で接する機会が多かったという方はこれまで以上に意識して丁寧なコミュニケーションを心がける必要があるかもしれません。

D.企業と社員の双方にメリットのあるサテライトオフィス

サテライトオフィスを開設することによって企業側には地方の優秀な人材やフルタイムで働けない優秀な人材を確保したり、新規顧客を開拓したり、経費削減や生産性を向上したりといったメリットが挙げられます。

 

社員にとっては、理想的なワークライフバランスを得ることができたり、育児と介護を両立させたりすることがメリットでしょう。

一方で当然ながらデメリットも考えられます。サテライトオフィスの開設を検討される際にはデメリットなどもしっかり抑えるようにしましょう。

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